初めてパソコンを選ぶ際に、メーカーと外見以外の情報って、なんだか良くわからないって感じたことはありませんか。
店頭でパソコンを購入する時、店員さんに説明を聞いたとしても、なんだか良くわからない数字がたくさん並んでいて混乱するはず。
そこで本記事ではパソコンの性能の見方について、ご紹介します。
以下、特に断りが無い限り、デスクトップパソコンの環境を基準にご紹介します。
パソコンの性能表でよくみる項目
店頭で目にするパソコンの性能表には以下の物があります。
OS | 例えばAndroidとiPhoneの使い方が違うように、パソコンにもOSごとに違いがあります。 |
CPU | パソコンの頭の速さです。値が大きいほど、コア数が多いほどパソコンの処理が早くなります。Core i5やPentiumなどの名前がついています。 |
メモリ | パソコンが一時的に記憶できる情報の量です。値が大きいほどパソコンの処理が早くなります。例えばDDR3 4GB等と示されます。 |
HDD/SSD | パソコンの中に溜め込める情報の量です。値が大きいほど楽曲や動画など様々な情報を保存できます。256GBや1TB(※)などと示されます。 |
光学ドライブ | DVDやBDのディスクドライブの性能です。特にノートパソコンでは未実装も機種も多いです。 |
メーカー | PCの製造メーカーです。 |
インチ・解像度 | モニター付属の場合、その大きさ(インチ)と、画面に表示できる情報量(解像度)も示されています。数値が大きいほど、情報表示能力が高いです。 |
※ 1TB = 1024GB、1GB = 1024MBです。TB(テラバイト)、GB(ギガバイト)、MB(メガバイト)の順に情報量が減ります。
このほか、ネット通販を利用する場合には、もっとこと細かく情報が載っており、以下のような性能も出てきます。
ビデオボード(グラフィックボード) | 動画再生能力を示し、特に3Dゲームや高画質動画再生に利用されます。3枚以上のマルチモニター環境を利用するには、拡張スロットに相応のグラフィックボードを取り付ける必要があります。 |
拡張スロット | パソコンの拡張性を示します。3枚以上のマルチモニター環境を利用するには、拡張スロットに相応のグラフィックボードを取り付ける必要があります。 |
インターフェース | USBメモリなどを利用するUSBスロットのポート数や、ディスプレイ出力など外部機器をどの程度利用できるかを示します。 |
電源 | パソコン内部に供給できる電力の目安です。変換効率の問題から、実際は表示の数値よりも2~3割劣ります。 |
ケース・外形寸法・重量など | デスクトップの場合、ケースは本体の大きさに関与します。ケースの材質次第で重量も変わります。 |
FXパソコンで注目すべきスペックはどれか
FX用のパソコンを選定するに当たって、特に注目しておきたい項目は以下の通りです。
- CPU
- メモリ
- HDD/SSD
- OS
また、将来、取引環境の拡張・増強を考えているなら、以下のような性能も要チェックです。
- ビデオボード(グラフィックボード)
- 電源容量
- 映像入出力にまつわるインターフェース
詳細は、下記記事をご覧ください。
FXパソコンに必要な性能を考える
筆者が考えるFXパソコンの最低性能はWindows OS、約2.8GHz以上の4コアCPU、4GBのメモリ、1366×768以上の画面解像度、高速なインターネット環境です。本記事では、その理由を紹介します。
まとめ
- パソコンを快適に利用するなら、各性能が示すパソコンの特徴を覚えるようにしよう
- 最低限、CPU、メモリ、HDD/SSD、OSあたりは押さえておきたい
- FXの取引を始めるなら、ビデオボード(グラフィックボード)や電源容量、映像入出力にまつわるインターフェースも覚えておくと完璧
少なくとも、
- CPU
- メモリ
- HDD/SSD
- OS
の4点は把握するようになさってください。
多くのパソコン選びの失敗談は、ユーザーがやりたいことに対し、この性能が見合わないものを選んでいるのですから。
コメント