楽天証券の楽天FXに関心をお持ちですか?
筆者は楽天証券ユーザーですので、本記事では楽天FXで利用できる「MARKET SPEED FX」と「楽天 FX-WEB」について、それぞれ実際に動かして比較してみました。
楽天証券 楽天FXの必要動作環境
2018年6月6日現在で、楽天FXの必要動作環境は以下の通りです。
取引業者 | 取引ツール名 | CPU | メモリ |
---|---|---|---|
楽天証券 | MARKET SPEED FX | 3.0GHz以上 | 2GB |
楽天証券 | 楽天 FX-WEB | Windows 2.33GHz以上 Mac Intel Core Duo 1.83GHz | Windows 128MB Mac 256MB |
楽天FXは利用する取引ツールによって求める環境が大きく異なります。
MARKET SPEED FXはWindows専用のアプリケーションで、高い動作環境を求めます。
一方、楽天 FX-WEBはウェブブラウザを介して取引するツールですので、WindowsおよびMacで利用可能です。
MARKET SPEED FXと楽天 FX-WEBの違い
MARKET SPEED FXと楽天FX-WEBの機能面などを比較します。
楽天FX-WEB(動作の軽いほう)
楽天FX-WEBはウェブブラウザで動作する取引ツールで、WindowsとMacの両方の環境で動作します。
- ウインドウは注文ボードと、独立するポップアップ式のチャート画面(マルチディスプレイに対応)
- 1画面内に表示できるチャートは最大4つまで
- 1画面内に表示できる通貨ペアは最大4つまで
- 各機能はタブ(もしくはドロップダウンリスト)切り替え
チャート画面は注文ボードとは別のウインドウで立ち上がりますので、画面解像度の低いシングルディスプレイ環境では地味に使いにくいと思います(注文しようとすると、チャート画面が背面に隠れてしまうので)。
一般的なノートパソコンでも利用できるでしょうが、できれば解像度がフルHD以上か、もしくは外付けのディスプレイを利用した状態で使えると良いです。
もしくはパソコン2台用意して同時ログインするか、ですね。
Mac OSでは動きますか?
動きます。
MARKET SPEED FX(動作の重いほう)
MARKET SPEED FXはインストールして使うタイプの取引ツールでWindows限定です。
- 1画面内に表示できるチャートは1つ以上~任意の数
- ポップアップ機能を利用して、マルチディスプレイでの配置を利用可能
- ニュースや市況情報を同時に表示可能
- 楽天証券が扱う通貨ペア(24通貨)を同時表示可能
などの特徴を持ちます。
筆者の環境で利用する限りは、楽天FX-WEBよりもMARKET SPEED FXのほうがCPU負荷も安定的で使いやすいように感じます。
株取引用のMARKET SPEEDと似ていて、黒背景のデザインがスタイリッシュでかっこいいです。
Mac OSでも動きますか?
MARKET SPEED FXはWindows限定です。
楽天FXのデモ取引でも利用できます
MARKET SPEED FXはデモ取引にも対応しており、本番の取引環境を利用してのバーチャルトレードに取り組めます。
デモ取引だけならば楽天証券の口座開設は不要で、メールアドレスのみで申し込めます。
まとめると
楽天FX-WEB | MARKET SPEED FX | |
---|---|---|
動作 | 軽い? | 重い? |
マルチディスプレイ対応 | ○ 2画面まで | ○ 2画面以上OK |
表示できる情報量 | 少ない | 多い |
デイトレーダー向き | × | ○ |
ノートパソコン向き | △ | △ |
楽天FXを利用するときのパソコン選定
高機能な「MARKET SPEED FX」を使うなら
MARKET SPEED FXを使うならば、
- Windows 10以上
- デスクトップPC
- CPU:Core i3 3GHz以上(Core i5 3Ghzあたりを推奨)
- メモリ:最低でも4GB以上(できれば8GB以上だと快適)
- マルチディスプレイ対応のグラフィックボード
といった構成をオススメします。
条件をクリアすればノートパソコンでも動かせますが、CPUのクロック周波数が低く、画面も狭くなりがちなノートパソコンではMARKET SPEED FXの魅力を生かせません。
ライトな楽天FX-WEBを使うなら
楽天FX-WEBを使うなら、
- Windows 10以上
- デスクトップPC・ノートPC
- CPU:Core i3 2Ghz以上。できれば2.4GHz以上(core i5 2.4GHz以上ならば快適)
- メモリ:2GB以上(できれば4GB以上)
- できればフルHD (1920 × 1080)以上のディスプレイ
をお選びください。
筆者が使ってみる限りでは、標榜する動作環境よりも若干余力のある環境を選んだほうが良いと感じました。
Windowsの場合2.33GHz以上ですから、2.4GHz以上のCore i3クラス以上を選ぶと良いと思います。
また、発注ボードとチャート画面を同時に表示させるならば、フルHD以上のディスプレイをオススメします。
これらの条件を組み合わせると、楽天FX-WEBはノートパソコンよりもデスクトップパソコンのほうが利用しやすいです。
まとめ
- MARKET SPEED FXはデスクトップパソコンで利用しよう。多画面に展開できるチャート機能など、本格的なトレーディング環境を構築できる
- 楽天FX-WEBはWindows・Macのどちらでも利用できる。が、特にシングルディスプレイのノートパソコンでは画面が狭すぎて使いにくいと感じる可能性
- オススメはMARKET SPEED FX。動作も安定的で、デモトレードにも対応しているので、口座開設前に一度試してみよう
楽天FXを利用するなら、ぜひMARKET SPEED FXを使ってみて欲しいです。
もし、MARKET SPEED FXを利用するためのトレーディングパソコン選びに困ったら、パソコン工房のトレーディングモデルなどを検討してみることをオススメします。
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