FX用途のパソコンを購入する際に利用する機会がある主要BTOメーカーの購入後サポートについてまとめます。
BTOのパソコンって買っても大丈夫?と心配に思う際にでもご覧ください。
なお、参考にしたのは
- ドスパラ
- TSUKUMO
- マウスコンピュータ
- パソコン工房
の4メーカーです。
1年間無償サポート
どのメーカーも1年間の無償サポートを用意しています。この期間に正常な利用で故障した場合には、原則無料で修理を受けることが出来ます。
以下のような状況での故障は有償になる場合があります。
- 保証書などを紛失した場合
- 火災や地震などの災害や紛争などの異常事態が原因で故障した場合
- 製品の改造やOS、ドライバの更新を伴う場合
購入後、マルチディスプレイ環境を構築するためのグラフィックカード増設で生じる不具合は保証対象外です。
増設によって生じた不具合を自己解決できないのであれば、最初からグラフィックカード増設済みのモデルを購入したほうが良いです。
また、例えばWindows 7や8.1搭載製品を購入後に、Windows 10に更新したことによって生じる不具合もサポート対象外です。
やはりこちらも良くわからなければ、最初からWindows 10搭載パソコンを買ったほうが良いです。
なお、ノートパソコンにおけるバッテリーの消耗など、使用における損耗は有償での交換になるのが普通です。
初期不良対応は10日~2週間以内
パソコン購入直後から不具合が生じている、いわゆる初期不良発生時には10~2週間以内の申し出が必要です。
また、輸送時のトラブル(明確な損傷がある場合)にも、すぐに宅配業者およびメーカーに申し出る必要があります。
初期不良や輸送時の損傷は、時間が経ってから申し出ても認められないため、商品到着後はすぐに確認するようになさってください。
延長保証
あなたが希望する場合、延長保証を受けることが出来ます。
延長保証を適用した場合、修理代金の減額、もしくは無償での修理を受けることが出来ます。
延長保証は4メーカーとも3年(1年間の標準サポート + 2年の延長期間)と設定しています。
ドスパラだけは2年(1年間の標準サポート + 1年の延長期間)も設けています。
延長保証は有償です。
これに申し込む際は、パソコン購入時にあわせて代金を支払います。
代金はおおよそパソコン価格の10%が目安です。
一例として、10万円のパソコンを購入したときの価格は以下のようになっています。
- ドスパラ・・・PC価格の10%
- TSUKUMO・・・5,940円
- マウスコンピューター・・・7,000円以上(センドバック修理の場合)
- パソコン工房・・・PC価格の10%
もし購入後の故障を懸念されるようでしたら、購入時にあわせて申し込んでおくと良いと思います。
パソコンはいつ壊れるか
ところで、機械の故障率は、機械の稼動直後と運用後の老朽化時に故障率が最も高くなるということが知られています。
時間軸を横軸に故障率とのグラフを描くと、まるでバスタブのようなグラフになることから、バスタブ曲線とも呼ばれています。
このバスタブ曲線にしたがって考えると、パソコンの故障率も最初の1年間が高いと考えられます。
言い換えれば1年間故障無しに利用できたパソコンは、その後の2年目3年目に故障する確率は1年目よりも低いはずです。
それを考えれば、延長保証は必ずしも必要ではないのです。
一方、次にパソコンの故障率が高くなるのは、各種ハードウェアの老朽化が原因です。
その場合は、新製品も多く出ているでしょうから、修理するよりも新しく購入するのが合理的です。
ちなみに「パソコンの調子が悪い」不具合は、ハードウェアの不調以外にソフトウェアの不調が原因である可能性もあります。
その場合はパソコンのメンテナンスを行えば、元通りに直ることも多いです。
BTOは壊れやすいのか
一部でBTOメーカーのパソコンは壊れやすいという説がありますが、筆者はそうは考えていません。
無料保証のようなサービスにおいて、1年目からすぐ壊れるようなパソコンを売っていては、経営は成り立たないからです。
なお、筆者のPC(Dell製、HP製とTSUKUMO製)はそれぞれ4~10年利用していますが、すべて現役です。
今後もBTOを使い続けるつもりです。
まとめ
- 1年の無料保証。有料オプションで2年~3年の延長保証
- 延長保証時の故障は無償もしくは通常より安価に
- パソコンを含む機械物が壊れやすいのは稼動直後と老朽化時
なお、筆者個人は、いつも延長保証をつけて購入しています。実際3年以内で壊れたことはないのですが、保証つけておくと安心ですよね。
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