FXや株取引と、その他一般的な用途をする際にお勧めのスペックを考えてみました。
筆者の恣意的なチョイスであることはご了承ください。
デスクトップ型はそもそも標準的な性能が高いことも多いので、安価なモノでも十分なパフォーマンスが得られることが多いです。
特に、Core i5クラスであれば6万円程度から選択可能なモデルが出てきています。
デスクトップの醍醐味はその拡張性ですが、特に国内家電メーカー品はあまり拡張性がないことも多いです。
もしディスプレイを5枚、6枚と設置して取引したいならば、BTOメーカー品や、もともと金融トレーディング向けとして販売されているパソコンを選んだほうが良いです。
もしくは、将来乗り換え前提で買うのも1つの策に成ると思います。
例外的に、液晶一体型と呼ばれるパソコンは外見だけが重視されて、中身の性能は貧弱なことが多いです。
トレーディング目的にはあまり向いていませんので、選択肢からは外したほうが良いです。
はじめに
ここでは、FX初心者におすすめのデスクトップパソコンのスペックを考えてみたいと思います。
一応、すべてのFX業者の全ての機能を満足に使うことを前提に候補を考えています。
筆者基準ですので、かなり恣意的な選択であることはご了承ください。
より厳密に性能を考えるにはあなたが現在お使いの取引業者で提供しているツールの要求スペックをチェックするのが良いです。
ノートパソコンのスペック選定
CPU
CPUは少なくとも4コア以上を選択します。
4コア以上ならば、DMM FX / 外為ジャパンの発注版プレミアチャートも含め、多くのFX業者で満足に取引できるはずです。
2016年5月現在で、4コア以上のCPUはCore i5とCore i7があります。
Core i5とCore i7の大きな違いの一つ、Core i7で対応するハイパースレッディング機能です。
ハイパースレッディングとは、CPUの動作に余剰がある時に、1コアをまるで2コア存在するかのように動作させることです。
Windows側から見れば、パソコンのCPUが倍の8コアになったように見えるため、より多くの仕事を任せ易く、結果パソコンの動作が少し早くなります。
とはいえ、物理的にコアが2倍に増殖できるわけではないので、たとえ早くなったとしても、その差はごくわずか。
また、利用するプログラムの構成によっては恩恵を受けられない場合も有ります。
FXをやる上でハイパースレッディングは必要ないと筆者は考えます。
そのため、より安価なCore i5の方がお勧めです。
メモリ
メモリは4GB以上を選択します。
メモリのサイズを決める基準はFX以外に何をやるか、です。
絵を描いたり、動画処理とかしたいのであれば、おそらく4GBでは足りません。
一方、特にやりたいこともないのであれば、4GBで標準的な事柄はまかなえると考えます。
ストレージ(HDD/SSD/eMMC)
ストレージ容量は500GB以上を選択します。
FXの取引ツールにおいてストレージ容量は直接の関係がないので、メモリ同様にFX以外に何をやるか、で決めます。
デスクトップパソコンの場合、SSDやHDDを2台以上積むことができます。
例えば、OSがインストールされているCドライブをSSDに、データ保存用のDドライブをHDDにするのは、よくある構成例の1つです。
価格はちょっと高めになりますが、パソコンの起動が早く、たくさんのファイルを保存できるといったメリットを享受できます。
パソコンのOS
OSはWindows OS(現在は10)を選択します。
Windowsを選んでおけば、とりあえずはずれはありません。
パソコンのケース
デスクトップのケースのサイズ(筐体サイズ)は、パソコンの拡張性に直結するために考慮すべき点の1つです。
液晶ディスプレイをおおよそ3枚を超えて、5枚6枚と設置するためには、グラフィックカードの増設が必要になるからです。
グラフィックカードには、通常の高さのものと高さの低いロープロファイルのものがあり、前者はパソコンケースの高さによっては装着できません(物理的に干渉します)
一部のカードは通常・ロープロファイル両用ですが、やはり選択肢が多いのは通常タイプです。
グラフィックカードを本格的に選定し始めると、電源ユニットの出力ワット数も考える必要があるので、少々難しくなります。
一般に、国内家電メーカーが販売するデスクトップパソコン(一体型を除く)は、スリムケースと呼ばれる小型の筐体のモノが多いです。
増設がロープロファイル型に限られるのと、電源出力も最低限度なのがネックになります。
しかしながら、国内家電メーカー品であっても、液晶ディスプレイを3枚設置できるパソコンはしばしば販売されているので、注意深く選定してそれを選択するのも1つの手です。
また、いわゆるマルチサイネージ・金融トレーディング向けと題するパソコンを買う方が楽なことも多いです。
なお、グラフィックカード拡張なしでも2台の液晶ディスプレイ表示をサポートしているパソコンは多いです。
めぼしいメーカー・モデルがある場合には、DVI、HDMI、VGA、Displyportなど、映像出力にまつわる端子が幾つあるかをチェックしてみることをお勧めします。
どのくらいの値段で帰るの?
Core i5以上の性能のものは、おおよそ6万円から購入可能です。
特にDell、HP、ASUSといった外資系のパソコンメーカーのモデル、もしくはドスパラのような国内BTOメーカーが主要な販売元です。
CPUやパソコンの将来的な拡張性にこだわりたい時にはBTOを利用するのがお勧めです。
ケースサイズや電源ユニットまで変更できるメーカーも多いですし、一部のメーカーは金融トレーディング向けモデルを販売しているからです。
やはり、あなたが何か手厚いサポートを受けたいとお考えなら、NEC、Panasonicや富士通といった国内メーカー品を買うのも手です。
その代わり、拡張性などが犠牲に成る場合もあるので、将来的な乗り換えが必要になると思います。
まとめ
デスクトップ型は標準でスペックが高いものが多いので、ノートよりも選択しやすいと思います。
その代わり、デスクトップでロースペックなモノを選んでしまうと、単なる置物にしたくなってしまうので、予算はあまりケチらないほうがよいとも思います。
なお、液晶一体型と呼ばれるデスクトップモデルは、外見重視で性能は総じて低めです。
一体型は選択肢から外すことをお勧めいたします。
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