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2画面のFX。マルチディスプレイ環境ってどんな感じ?

マルチディスプレイ




FXや株式のデイトレードでは、複数枚のディスプレイ(マルチディスプレイ。2枚の場合にはデュアルディスプレイ)環境に憧れを感じてる方が多いように感じます。

また、マルチディスプレイ環境を構築することで、取引に勝てるようになるのでは?と期待するところもありますよね。

そこで、本記事では、一般的なデスクトップパソコンで実現しやすいデュアルディスプレイ環境の構築方法などを紹介。

また、筆者は日常的にデュアルディスプレイで仕事をしていますので、その使い勝手などを紹介します。

2画面って何を表示させてるの?

時間軸の異なるチャートを

筆者が利用しているのは「外為ジャパン」です。

冒頭の写真はちょうどその取引画面で、

  • 左(メインディスプレイ):発注ボード
  • 右(サブディスプレイ):時間軸に異なる各通貨のチャート

をそれぞれ表示させています。

なお、日常的には左の画面が作業用ディスプレイで、右の画面がメーラー(メールソフト)用のディスプレイです。

ちなみに使っているのは、

  • 左:Dell 21インチぐらい。解像度は1920 × 1080
  • 右:もともと液晶テレビ。17インチぐらい。解像度は1366 × 768(一般的なノートPCと同じ)

で、至って普通のディスプレイです。

リフレッシュレート(画面の更新速度)が早いとか、解像度が高いとか、何か特別高性能な点は一切ありません

リフレッシュレートとは?確認・変更方法|ドスパラ通販【公式】
リフレッシュレートとは、1秒間にモニター(ディスプレイ)画面が何回書き換わったのかを意味する「モニター(ディスプレイ)性能」の値となります。この記事では、リフレッシュレートとはどのようなものなのか?からゲーミングPCなどに向いた値、確認方法、変更方法などについてご紹介します。

2画面にして勝てるようになった?

実際微妙ですが、無駄なエントリーは減ったと思います。

というのも、

  • 短時間のチャートでは上昇トレンドを描くが、長期的なトレンドでは下落トレンド
  • 短時間のチャートでは下落トレンドを描くが、長期的なトレンドでは上昇トレンド

って結構ありますよね?

このようなケースでは、比較的早期に決済してイグジットしなければ、長期トレンドに飲まれて含み損を抱えることがあります。

こういった、ちょっと難しい場面でのエントリーは避けるようになりました。

また、メインのディスプレイでは移動平均線 + MACDなどのトレンド系を表示させながら、サブディスプレイでは異なるテクニカルを表示させたりもします。

そこで、やはり判断に迷う場面でのエントリーは避けられるのです。

2枚のディスプレイに表示されるチャート情報などを見て、より自信を持って勝てると思ったときだけポジションを持つ、といった感じです。

液晶ディスプレイの選び方

ディスプレイを購入する前に

初心者なら1枚のディスプレイでも十分

まず、FXには必ずしもマルチディスプレイを必要としないので、あなたがこれからFXに取り組む初心者であれば、ディスプレイは1枚で十分です。

普通は、「xxを表示させたらどうだろうか」と試行錯誤の上で設置するディスプレイも増えていくはずですから。

2枚のディスプレイなら標準的なデスクトップPCでOK

近年のデスクトップパソコンは、背面にDVIやHDMI、Display portなどの映像出力端子を複数装備していることが多く、2枚のディスプレイ表示には対応していることが多いです。

最新ディスプレイ講座――HDMI、DislplayPortから先進のUSB Type-Cまで映像入力インタフェース徹底解説 | EIZO株式会社
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ディスプレイを購入する前に、パソコンの背面をチェックし、映像出力端子の数や種類をご確認ください

ディスプレイを選ぼう

正直何でも良い

上述のとおり、筆者の環境では特別なディスプレイを使っておらず、余った液晶テレビを外部モニター化しています。

もしもとことんこだわるなら

ディスプレイを選ぶ際のこだわりポイントとして、解像度・グレア・ノングレア、リフレッシュレート、応答速度などが挙げられます。

  • 解像度:解像度は液晶ディスプレイに表示できる情報量に直結。できればフルHD(1920 × 1080)かWUXGA(1920 × 1200)は欲しい
  • グレア・ノングレア:グレアは反射で自分がディスプレイに写りこむもの。ノングレアは表面の反射が抑えられているもの。店頭での見栄えはグレアのほうが良いが、見易さはノングレアのほうが良い
  • リフレッシュレート:液晶ディスプレイの更新頻度。特にスキャルピングをやるなら、リフレッシュレートは高いほうが良い
  • 応答速度:これもディスプレイの表示速度にかかわる。特にスキャルピングをやるなら、応答速度は高いほうが良い。一般にTN(Twisted Nematic)方式を採用したディスプレイは応答速度が高い
第3回 スペック表記に潜む落とし穴──応答速度の虚像と実像 | EIZO株式会社
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また、他にも視野角やディスプレイの物理的なサイズなども検討のポイントです。

  • 視野角:横や上下から見たときに何度まで問題なく視認できるか。設置枚数が2枚なら、さほど気にならないはず
  • 物理的なサイズ:当然、机に置けなければ意味が無い

条件を満たすものをチョイスしてみると、以下のような商品になるでしょうか。

メーカー違いでもう1つ。

まとめ

  • 液晶2枚のマルチディスプレイ(デュアルディスプレイ)環境下では、1枚に比べて表示できる情報量を増やせると同時に、一般的なデスクトップパソコンでも実現しやすいメリットがある
  • 表示できる情報量が多くなると勝率も高くなる?
  • FX初心者はいきなりディスプレイ2枚(かそれ以上)にする必要はない。経験を積んで、必要性を感じてからでも遅くない

あなたにとって最適な環境を構築できればいいですね。

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