パソコンの買い替えタイミングとして、4つのタイミングをご紹介します。
この中で、OSのサポート期限が切れたときは、(自分でOSを載せかえることができない限り)必ず買い換えたほうが良いです。
そのまま使い続けると、様々なセキュリティリスクがあるからです。
お金がないなどの理由で、いまだにWindows XPを使い続けたりしていませんか。
はじめに
あなたが既にパソコンを保有している場合、パソコンを買い替えるタイミングを考えているうちに、ずるずると何年もたっていたということがあるかもしれません。
そのまま動作し続けるのであれば良いのですが、場合によっては問題が生じている可能性もあります。
以下では、筆者が考えるパソコン買い替えのタイミングをご紹介します。
パソコンの買い替えどきとは?
OSのサポート期限が切れたとき
Windowsなど、パソコンを動かすためのOS(Operating Software)のサポート期限が切れるときには買い替えが必要です。
この時は買い替えのタイミングだと思ってください。
Windowsとひとくくりにされるものの、Windows XPとWindows 10では内部バージョンも大きく異なります。
Windows 10を除けば(※)、古くなったOSはいつか開発元(Microsoft)のサポートが切れるタイミングがやってきます。
※1 Windows 10以降は新しいパッケージを発売せずWindows 10をそのまま拡張していくといった発表がされていますが、将来どうなるかは不明です。
サポートが切れたOSを使い続けるリスクは、新たな不具合が見つかったときに、その不具合を利用して攻撃を仕掛けられるリスクがあることです。
たまにネットサーフィンしかしないから関係ないと考えている方もいらっしゃいますが、攻撃者があなたのパソコンを踏み台にして外部のサーバー等に攻撃をしかけることで、あなたが攻撃したものと疑われることさえあります。
正直なところ、使いやすさに慣れている点以外で、サポートの切れたOSを使い続けるメリットはありません。
期限が切れたら(むしろ完全に切れる前に)買い替えるべきです。
新しいソフトウェアの動作が重いと感じるとき
パソコンやソフトウェアは常に進化しているため、ある時期に最上級の機種を購入していても、やがては時代遅れになってしまいます。
例えば、動作がもたついたり、途中で強制終了を繰り返すようなケースです。
つまり、ハードウェアとしては正常なのですが、ハードの性能が低い為に新しいソフトウェアを使うのが難しいという「寿命」が来ている状態です。
かつて、2000年代前後はパソコンの進化が著しかったため、この「寿命」を持ってパソコンを買い換えることが多々ありました。
が、近年は廉価版であっても高い性能を持っているために、寿命を感じにくくなっているように思います。
2006年に発売されたCore 2 Duoシリーズなど、筆者もまだ愛用しています。
10年前の性能であっても、インターネットを見るぐらいならそのまま使えますよね。
本項であげる「寿命」でパソコンを乗り換える場合、考えるポイントはパソコンを使う用途での効率性の問題です。
つまり、ある特定のソフトウェアを使う際に、1分も2分も処理待ちすることを耐えられるかどうか、です。
買い替えには出費が伴いますが、一方でその処理待ちの時間が無ければどれだけ効率的に作業が進められるかを天秤にかけるのが良いと思います。
メーカーの保証サポート年数を経過したとき
パソコンには販売元のサポート年数が設定されているため、そのサポート年数が切れるごとに買い替えを考える方もいます。
この年数はメーカー次第ですが、例えばBTOメーカーの場合には有償サポート込みでだいたい3年が目安になります。
サポート年数を超えていてもパソコンが問題なく動くのでしたら、そのまま使い続けても良いと思います。
ただし、保証期間内か否かで修理にかかる費用も異なるのでしたら、その費用との要相談になると思います。
メーカーの保障期間については、筆者はあまり気にしていないです。
故障が増えてきたとき
パソコンの故障が増えてきた場合には買い替えのタイミングです。
一般に機械や装置の故障率は、「パスタブ」のように、最初と最後が高いとされています(これを故障率曲線と呼びます)。
これは、まず機械の利用開始直後が高く、そこから安定期に向かって故障率は下がります。
下がった故障率は、機械や装置をそのまま使用し続けることで再び上昇に転じます。
使い続けたパソコンに不具合や故障が頻発し始めたとき、そのパソコンはハードウェア的な寿命を迎えようとしています。
この時には延命を図るよりも、新しく買い換えたほうが最終的に安上がりになるはずです。
まとめ
以上が、パソコン買い替えのタイミングです。
多くのパソコンは、ハードウェア的な故障を迎える前に、新しいソフトウェアについていけなくなるか、OSそのもののサポートが切れてしまうことが多いように筆者は感じています。
もし、日々使っているソフトが重く、不満に感じていらっしゃったり、いまだにWindows XPなどを使い続けているのでしたら、それは買い替えのタイミングです。
なお、動作の思いアプリケーションは、単にアプリ側の作りの問題でそもそも重いという場合もあることを付記しておきます。
このあたりの判断はなかなか難しいところですよね。
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